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お子さんの指しゃぶりについての質問を受ける事があります。

指しゃぶりは生後すぐ起きる反射行動であり、自然なものです。成長過程で様々な刺激を受ける大切な過程でもあります。その後、ハイハイやつかまり立ち、一人で歩けるようになり、他にものを使って遊ぶ事を覚え自然に減っていく傾向にあります。この頃まではあまり神経質にならずに見守ってあげましょう。ただ、３歳を過ぎた頃でも常に指しゃぶりをする事が習慣になっていると色々と問題が出てきます。①上顎前突（いわゆる出っ歯）②開口（上顎と下顎の間に隙間ができる）③舌癖（①・②によって出来たスペースに舌を押し込む癖がつく）④構音障害（舌足らずな発音になる）⑤口呼吸（顎のズレのため口が閉じずらくなる）

指しゃぶりがやめられない原因として、不安やストレスが挙げられるので、叱るのは逆効果になってしまいます。効果的な方法として①積み木などの指を使う遊びや体を使う遊びをさせる②寝る時に読み聞かせや、手を握ってあげるなどして安心して寝られるようにする③指に絆創膏を巻くなどして違和感を持たせる。などが挙げられます。不安を抱えている方は試してみてください。また、かかりつけの小児科医や歯科医に相談して見るのも大事ですね。