人と緑茶と歯の関係2021年07月12日
緑茶に含まれるカテキンには殺菌作用があり、むし歯や歯周病の原因菌をある程度抑えてくれると考えられています。これは、2万4147人の高齢者(65歳以上)に行ったある調査結果にも裏付けされています。この調査では、対象の高齢者に『1日の緑茶の摂取頻度』を質問し、その他の関連要因を考慮しつつ『お口に残っている歯の本数』を比較しました。この結果、緑茶を1日に4杯以上飲む人は、1日に1杯未満の人に比べて歯が多く残っているというデータが得られています。
さらに、同じ調査で『1ヶ月に会う友人・知人の数』についても質問しています。この結果から見ると、1ヶ月に会う友人・知人の数が10人以上の人は、1人も会わない人と比べ残っている歯の本数が多いことが分かりました。
緑茶をよく飲み、人と会う機会の多いという人は両方の効果から歯が多く残っている、という結果になります。
コロナ禍になり、人と会う機会が減ってしまったという人が多いかもしれませんが、緑茶を飲む習慣のなかった人は、取り入れて見るといいかもしれません。もちろんそれだけでむし歯・歯周病が全て予防できるわけではないので、歯みがき習慣・食習慣・歯科検診も欠かさないようにしてくださいね。
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