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Tooth Wearとは?2020年05月08日

むし歯でもないのに歯が欠けたり溶けたりする事を『Tooth Wear』と言い、虫歯・歯周病に継ぐ第三の歯科疾患と言われています。軽度であれば何も感じないことが多く、進行すると知覚過敏症を起こし、ひどくなると場合によっては歯が欠けたりすることもあります。Tooth Wearの原因としては一般的に

①咬耗・・・噛みあわせによって歯と歯が接触することで磨り減る事、異常な歯ぎしりや噛みしめによって咬耗は助長されます。

②摩耗・・・歯みがきの時のブラシの圧力が強かったり、歯磨き粉の研磨剤などで歯が磨り減る事をいいます。

③酸蝕・・・酸性の強い飲食物が多いなどの食生活環境が起因します。 嘔吐による胃内容物の逆流でも歯が溶けます。摂食障害など医科的対応も必要となることがあります。

④アブフラクション・・・過度な咬合力により、歯頚部に応力が集中して歯の根元の歯質がかけてしまう状態。

咬耗・アブフラクションに対しては歯ぎしりの治療にも用いるマウスピースを使用して歯を守ったりします。摩耗に対しては正しいブラッシング方法を歯科医院で指導してもらいましょう。酸蝕に対しては清涼飲料水やイオン飲料、ワインような酸性度の高い飲食物を取りすぎないよう注意が必要です。メインテナンスをしながら管理してゆくことがTooth Wearの進行を抑える手段としては有効ですが進行度合いや症状の有無によっては欠損した部分を詰めたり被せたりすることも必要となります。

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