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お口の育ちと摂食・嚥下(離乳中期編)2020年05月25日

離乳食中期(生後7〜8ヶ月)は「舌食べ期」です。「舌食べ期」とは、食べ物を舌と唇で押しつけてつぶし、味わって食べる動きを獲得する時期の事を言います。

この頃のお口の動きの特徴として、舌の上下運動や口角の水平引きが挙げられます。また5〜10ヶ月頃には下の前歯が生えてきます。

「舌食べ期」の食べ方で気を付けることは、①お子様が唇で食べ物をしっかり取り込むまで待つ(唇とあごを閉じる動きで食べ物を取り込み、舌の前方部と上あごの前方部で食べ物を押しつぶして食べるため) ②とろみをつける(つぶした食べ物をひとまとめにする動きが少しずつできるようになるので、とろみをつけることでまとまりやすく、飲み込みやすくする)の2つです。お子様が食べる時に、チューチューと吸いながら食べている場合は、食べ物が固すぎるか、ペースト状に偏っているかも知れません。また、食べ物がお口から出てしまう場合は、食べ物の硬さを少しやわらかめに調整したり、お子様が食べ物を取り込んでお口を閉じた時に、お口の前方部で食べ物を取り込めるように介助してあげると、お子様のつぶす動きを引き出せるようになります。

離乳期の進行には個人差があるのでお子様の食べる機能がどの段階なのかを観察し、お子様に合わせた食形態で焦らずに進めていきましょう。

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