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お口の育ちと摂食・嚥下(幼児期前半編)2020年07月07日

2歳6ヶ月頃を目安に、お子様のお口の中では乳歯20本が生え、乳歯列の完成に向かいます。この時期は、自分でコップを持ち飲めるようになる、スプーン・フォークを使うなど『食具食べ獲得期』です。道具を使って自分で食べる経験を通して、自分の口で一口量を調整することや、口のどの辺りまで持っていくとかみ取りやすいかなどを覚えていきます。

1歳6ヶ月頃では自分でコップをしっかり持って飲むことは難しいかもしれませんが、乳歯列が完成することで下あごが安定し、また、手指の機能が伴ってくると上手にコップが持てるようになります。お子様の歯の生え方、手指の機能の発達に合わせてゆっくり進めていきましょう。

この時期の食事の際の注意事項

①軟食から幼児食へ・・・乳歯列が完成しても、まだかむ力は弱く、かみにくい食べ物(分厚い肉や、生レタスなど)は、細かく切るなどの調整をしましょう。

②ストローマグ・・・ストローマグはこぼさずに飲めて便利ですが、口腔機能の発達を考えるとコップ飲みが重要です。余裕がある時はコップ飲みを促しましょう。ストローを使う時は深くくわえすぎないように注意しましょう。

③遊び食べ・・・必要量に対して食事量が適当か、お子様の身長・体重・運動量を確認してみましょう。また、食事中に他に意識が向かないような環境づくりも大切です。足がしっかり床につくように必要なら踏み台などを利用しましょう。食事時間は30分くらいで区切りをつけ、食べられなかった時は次の食事で頑張ってみるのも良いでしょう。

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