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お口の育ちと摂食・嚥下(幼児期後半編)2020年07月17日

3歳から6歳頃になると、集団の場で他の人と協調して食べられる『社会食べ』を経験し、よくかんで味わって食べるということもできるようになっていきます。また、6歳頃を目安に『6歳臼歯(第一大臼歯)』が生え、前歯の乳歯が抜け、永久歯との交換もはじまっていきます。この頃には、大人とほぼ同じ物が食べられるようになります。この時期は『そしゃく(咀嚼)』を習熟する時期でもありますので、いろいろな食経験を重ねましょう。また、『社会食べ』を通して人と一緒に食べる際のマナーも少しずつ身につけていきましょう。

この時期の食事の際の注意事項

①足底を接地して食べる・・・足を床(踏み台等)に接地し、体幹を安定させることで、口の機能も安定します。

②生活習慣を整える・・・しっかり遊び、早寝早起きの生活リズムを作りましょう。また、虫歯のできやすい年齢なので、間食のダラダラ食べや、寝る前の甘いの物の飲食を避け、歯磨きの習慣をつけましょう。

③口を閉じて食べる・・・唇を閉じてかむことで『そしゃく』によってうまれた食材の風味がよりよく感じられやすくなります。一口量が大きい、かたい場合、唇を閉じないでかんでいるかもしれないので見直してみましょう。鼻呼吸ができているかの確認もしてみましょう。

(お口を閉じる力をつける遊びの例)

・歌をうたう ・シャボン玉 ・にらめっこ ・ぶくぶくうがい(片方・両方・交互ぶくぶく)

五感を使った食べ方で、食事の楽しさを経験しながら、口腔機能を発達させていきましょう。

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