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虫歯は減った?2020年09月18日

最近、テレビやネットニュースなどで『虫歯は減った』というメッセージを聞いた事があるかもしれません。しかし、これは場合によっては『正しくない』メッセージとも言えます。その理由は、世界でもっとも多い病気の一つが『虫歯』であることと関係があります。

日本の中だけをみても同様に『虫歯』にかかっている人の割合は多く、平成28年の調査では『成人の3人に1人が虫歯を持っている』というデータが出ています(厚生労働省)。歯周病を加えるとかかる人の割合はさらに多くなります。

虫歯や歯周病は歯を失うことにつながる病気です。歯を失うことは、将来を健康に過ごす事が出来るかどうか(健康寿命)に影響します。このため世界では、虫歯や歯周病にかかる人の多さを発信し、その重要性を伝えています。

ところが日本では『3歳〜12歳での虫歯が減少』というメッセージが先行してしまっているのです。その先の永久歯期で増加していく虫歯のことにあまり触れられていません。虫歯や歯周病に関心を持って、お口の環境をおろそかにしないためにも、永久歯での虫歯は決して減っていない事、高齢者ではむしろ増加している、ということを知っておいて欲しいと思います。

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