食べる時の姿勢2022年04月15日
お子様の食事に関して、『食べるのに時間がかかる』『かまずに丸飲みをしている』『食べる時にクチャクチャ音がする』などの悩みを抱えている保護者の方が増えています。
うまく食べられない理由には食形態(食べ物の大きさ・固さ)が合っていない、お口の機能(筋肉や神経)が十分に発達していない、など考えられますが、もう一つ大切な要因に『食べる姿勢』が挙げられます。
よくない『食べる姿勢』では、①お茶碗を持ち上げずに食べる、②机が高すぎて腕が自由に動かせない、③椅子が高く足が床に付いていない、④猫背になっている、といった様子が見られます。高すぎる机だと腕が動かしにくいだけでなく、目線が低くなるため食事を目で楽しむことも妨げられてしまいます。また、椅子が高すぎて足が床から離れた状態では、飲み込む力が十分に出せず、誤嚥のリスクにもつながります。猫背での食事は、背中を伸ばした時と比べると、お口の周りの筋肉が動かしにくく、前歯でかみ切ったり、奥歯でしかっりかむということが十分にできなくなり、食べるのに時間がかかったり、丸飲みにつながってしまいます。また飲み込む時にあごが上がっていると、のどと気管が直線につながり、誤嚥や窒息の危険もあるので注意が必要です。
正しい姿勢のポイントは①あごが上がっていない、②背筋が伸びている、③足の裏が床についている、④机と椅子の高さが合っている、の4つです。
正しい姿勢で食事をすることは、高齢になってからの誤嚥の防止にもつながります。お子様だけでなく大人の方も正しい姿勢で食事ができているか確認してみると良いですね。
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