お口の中のヘルペスウィルス2022年06月13日
人に感染する『ヘルペスウィルス』は8種類存在します。この中にはお口のまわりの粘膜で増えるものもあり、『単純ヘルペスウィルス』と呼ばれています。このウィルスがお口まわりの粘膜で増えると、熱を帯びて痒くなり、そこに水疱(ヘルペス)ができ、水疱が破れるとかさぶたになり、治っていきます。
しかし、このウィルスは治った後も、そのまま人の細胞の中に潜伏して、忘れた頃に再び発症する『回帰発症』を起こす厄介なものなのです。潜伏しているウィルスは、風邪などを引いて抵抗力が低下すると増殖し、回帰発症します。回帰発症は初期感染時より症状が重く、顔面神経麻痺や脳炎を起こす場合は命の危険もあるので注意が必要です。
お口に水疱ができると、激しい痛みで食事をするのもつらいため、疑わしい時はすぐに病院を受診して下さい。早期発見で抗ウィルス薬の治療を受ければ治りも早いといわれています。
また、ウィルスの増殖を防ぐために、お口の掃除を欠かさないこと、健康な生活習慣を心がけることも大切ですね。
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